The Society for Integrated Sciences of Food and Health

理事長 設立の趣意

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食と健康の総合科学学会 設立の趣意

哺乳類にとってタンパク、炭水化物、脂質、ミネラル、ビタミンの5大栄養素は食べ物から摂らなくてはならないが、摂取必要量などが種間で大きく異なる。

哺乳類の体の20%ほどはタンパクからできており、その種類は10万ほどであると考えられていて、その全てが20種類のアミノ酸からできている。ウシなどの草食動物では全てのアミノ酸を体内で賄えるが、ヒトの場合だと11種類は体内で作り出すことができるものの9種類は食べ物から摂らなくてはならない。ネコなどの肉食動物ではさらに多くの種類のアミノ酸を食べ物から摂る必要がある。ヒトや肉食動物では主なエネルギー源はデンプンを消化して生成されるブドウ糖であるが、草食動物の反芻類では牧草のようなヒトが利用できない植物を第1胃内の微生物叢が分解して生成される酢酸やプロピオン酸などの揮発性の低級脂肪酸でエネルギー要求量の50%以上を賄っている。

このように哺乳類の種間で必要とする食が大きくことなり、適切に摂取しないと健康を失うことになるのだが、これまでヒトだけでなく家畜・伴侶動物や野生動物までを含めて様々な哺乳類の食と健康を総合的に研究することが疎かにされてきたように思われる。
我が国では、21世紀になってヒトの平均余命が男女とも80歳をこえて高齢者が急増してきているばかりでなく、イヌなどの伴侶動物の寿命ものびて高齢動物が増加してきている。健康に積極的に取り組んで一日もながく維持することは高齢者や高齢動物の幸福であることは言うまでもないが、健康の維持によって医療負担を軽減することが社会的な課題となってきている。健康の維持には、安全で高品質な食を安定して供給すること、適切な量を喫食すること、負担にならない運動を継続することなどが欠かせない。本学会は、これまでの疾患と対立する健康という概念を見直して、食を通じて積極的に健康に対面することでヒトや様々な動物の幸福と繁栄に資することを目的として設立された。食と健康にかかわる学術の専門家だけでなく、一般市民の方々や食と健康を支えている企業などの広領域の方々が参集して本学会を構成し、学術集会、啓蒙講演会、活動報告会などや学術誌の公刊などを通じても広く活動と研究開発の成果を発表することで、我が国の食と健康に関わる総合的領域の発展に貢献する。

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食と健康にご興味のある方ならどなたでも入会申込が可能とする

 食と健康の総合科学学会
理事長 眞鍋 昇
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